劇団員から見たゲキダンゴ 【石津雄貴】

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僕が劇団子に入団して5年が経とうとしています!

その中で印象的な事を1つ挙げるとしたら入団して直後の合宿です!
コロナになる前は年に一度合宿を行っていました。
1年間で学んだことや習い事で習得したことを発表、披露したりします。
夜はみんなでご飯を食べ、親睦を深めたりとか。

入団間もなくその合宿に参加した僕は、劇団の雰囲気を探りつつコミュニケーションを取っていました。
発表会、食事会を終え、ツイキャス配信も行って、緊張の1日を過ごし、「さぁ寝るぞ!」と男子部屋で布団を敷きトイレに向かおうすると、とある先輩がふと今のみんなの劇団員としての在り方を話し始めました。稽古での姿勢や劇団としての活動の仕方などなど、、、。

それに対して別の先輩方も口を開き、ご自身の考えを述べ、次第に白熱の議論が始まりました。気付かぬうちに女性陣も男子部屋で議論を聞いておられました。
そんな中僕はというと、気疲れして睡魔に襲われ、紛糾する議論に全くついて行けず、何よりめちゃくちゃトイレに行きたくて仕方ありませんでした!!入団して1ヶ月程しか経ってないペーペーの新人が「トイレに行きたい!」と言える勇気はなく、この話し合いが終わるのを待ちましたが一層激しくなるばかりで気付けば時計の針が夜中の3時を回ろうとしていました。次第に「ヤバい劇団に入ってしまったんじゃないか、、!」と思うまでに。そんな僕に先輩から意見を求められ、僕は我慢できずに「すいません、トイレ行きたいです、、。」と伝えると、先輩方は「気にしないで言葉にしていいよ!」などと仰ってくださり、議論もそのまま終わったように記憶してます。

当時は白熱する光景に目が行ってましたが、今思えば劇団員それぞれが『Theatre劇団子』の事を真剣に想い、考えているからこその姿だったんだなと思います。

上の写真は翌朝の朝食の写真ですが、今見ると全然疲れが取れてなさそうですね、、笑

写真の中には退団された先輩たちもいますが、その方々も含め先輩お一人お一人から沢山の事を学んできたつもりです。それを活かせているかは分かりませんが、、、。笑


そして、そう言った1つ1つの出来事が30周年という劇団を創ってきたのかと思うと、より身が引き締まります。ただ、30年前というと僕はまだ生まれてないので重みを感じているようで実感が無いというか、、。笑

そんな30周年を迎えたTheatre劇団子の次回作『是非にオヨばず』。
現段階ではどんな話なのか全く分かっていませんが、きっと今の劇団子の集大成になるんではないかなと思っております。
是非劇場まで足をお運びいただけると幸いです!

PROFILE

石津雄貴
Ishizu Yuki

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